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Typ831

Typ821のサウンドシグネチャーを正統に継承

『Typ831』が目指したのは、多くのオーディオファンの支持を集めた『Typ821』の単なる再現ではなく、そのサウンドシグネチャーをさらに進化させることです。
鮮やかに伸びる華やかな高域、歌い手の息遣いまで近くに感じさせるボーカル表現、輪郭の明瞭なクールな音調を継承。その存在感を保ちながら、音像の周囲により大きな余白を与え、演奏空間が自然に広がっていくようチューニングしました。「近さ」と「広さ」という相反する要素を両立させた、Typ821の正統進化です。
この開放的な空間表現を支えるのが、マイクロプラナードライバー「Ortho Dual Motion」の背面に配置したパッシブラジエーターです。耳道内の圧力を緻密に調整し、密閉型イヤホンに生じやすい閉塞感や不快な共振を抑制します。個々の音を窮屈に押し込めることなく、自然な抜けと見通しを与えることで、ボーカルの存在感を損なわず、より広がりのある音場を実現しています。

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金蒸着パッシブラジエーターを搭載した専用仕様の
「Ortho Dual Motion」ドライバー

『Typ831』に搭載されているドライバーユニットは、Typ930で採用した12mm径のマイクロプラナードライバー『Ortho Dual Motion』をベースとしています。Typ821の10mm径Orthoから大口径化した振動系と強化した磁気回路を受け継ぎ、Orthoの背面にパッシブラジエーターを配置しています。
Typ831では、パッシブラジエーターに金蒸着処理を施した専用仕様を採用しました。金蒸着は、測定用マイクロホンや高精度マイクロホンにも用いられる処理です。パッシブラジエーターは薄膜のエンジニアリングプラスチック製の膜に金蒸着を施した振動板と真鍮製マスダンパーで構成され、耳道内の圧力を調整することで閉塞感や不快な共振を軽減し、音場を広く感じられるように作用します。ドライバーハウジングには真鍮とステンレスを併用し、サファイアクリスタルの窓から内部構造をご覧いただけます。

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純チタン製ハイリジッドハウジング

純チタンは優れた比強度と耐食性を備えた素材です。表面に自然形成される安定した酸化被膜によって、生体適合性にも優れています。MADOO『Typ831』では、この純チタンをハウジングに採用しました。
一方、チタンは切削時の熱が工具先端に集中しやすく、精密加工には緻密な条件管理が求められる難削材でもあります。1台分のハウジングの切削には約15時間を要し、チタンブロックから高精度CNC加工によって精緻に削り出されます。切削後は、職人が一台ずつ手作業でサンドブラスト処理を施し、さらにPVD処理を加えることで、柔らかな面の質感とシャープな稜線を引き立てています。素材単体の特性だけに依存するのではなく、高精度な切削とハウジング自体の形状設計によって、軽量性と構造的な安定性の両立を図りました。スピーカーユニットの振動を支える高剛性な基礎として、Ortho Dual Motionのポテンシャルを最大限に引き出すことを目指しています。ハウジング形状には、MADOOがこれまでのイヤホン開発を通じて見いだした、装着感に配慮したエルゴノミックデザインを採用しました。

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Typ711、Typ821から続く多角形デザインと
テーマカラー『Akatsuki Marine』

『Typ831』は、『Typ711』『Typ821』から受け継がれてきた多角形のデザインコードを継承しています。潜水艦の舷窓をモチーフとした六角形の窓と、それを囲むビスによって、精密機器らしい機械的な表情を与えました。サファイアクリスタル越しに内部機構を見せる構成は、構造を隠すのではなく精密なメカニズムそのものを意匠として見せる『メタルスキマティックデザイン』を象徴しています。六角形は、自然界のハニカムや工業構造にも見られる合理的な幾何形状です。耳に沿う柔らかな形状と工業製品らしい幾何学的な力強さを共存させることで、快適な装着性とMADOOらしい視覚的アイデンティティを両立しています。
テーマカラーには、夜明けの海から着想を得た『Akatsuki Marine(アカツキ・マリン)』を採用しました。『Typ821』から続くブルーの系譜を示しながら、海に最初の光が差し込む新たな一日の始まりを重ね、新しい出発を象徴しています。サファイアクリスタルの窓の内側には、青色のアルマイト処理を施したチタン製オーナメントを配し、奥行きのあるブルーを表現しました。

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シルバーコート銅線の4芯ケーブル

本製品の付属ケーブルには、シルバーコートされた銅線の2芯x2の4芯ケーブルを採用。音質ロスを低減したケーブルによってイヤホンの性能をしっかり発揮します。コネクター部には(株)日本ディックスが設計・生産する高音質・高信頼性を誇るIEM コネクター「Pentaconn Ear(ペンタコンイヤー)」コネクターを採用。従来型のMMCX コネクターよりも、プラグ部分とソケット部分がより密接に接触し、伝導性能に優れます。また、脱着の容易性と堅牢性の両立も実現しています。
本製品には4.4mm5極L字金メッキプラグの「MRC023」が標準で添付されます。

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